子どものスマホに必要なのは『フィルタリング』では無い

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フィルタリング

こんにちは。赤ペソ先生(@spinf60 )です。

4月に高校生になる長女にiPhoneSEを持たせることにしたんですが、フィルタリングをかけないことにしました。

広告ブロックアプリは入れたけどね

フィルタリングとは

そもそもフィルタリングとは

現在では、単にフィルタリングといった場合には、青少年保護などを目的として、インターネット上にある性的あるいは反社会的な情報を含んだサービスやサイトを一定の基準に基づいて選別し、青少年の利用する携帯電話やWebブラウザから閲覧できないようにするシステムやサービスなどのこと(コンテンツフィルタリング、未成年フィルタリング)を指すことが多い。

出典:フィルタリングとは|filtering : 意味/定義 – IT用語辞典

有害サイトへのアクセスを制限するという意味で使われることが多いフィルタリングですが、わたしは『フィルタリング』いらないんじゃないかなと思ってます。

さすがに小学生に持たせるスマホにはフィルタリング必要かもしれないけど、中学・高校生にはフィルタリングよりも別にやらなくちゃいけないことがあるんじゃないかと思うんです。

フィルタリングに意味が無いと思う3つの理由

フィルタリングが有効な場面もあるとは思うんですが、あまりあてにならないなと思う理由が3つあります。

1.フィルタリングをしても、子どもは抜け道を見つけられる

一番の理由はこれ。

わたしが機種変更して使わなくなったiPhone(4sや5sなど)に、機能制限をかけて子供に持たせています。

ゲーム端末や音楽プレーヤー的な扱いですね。

ブラウザのサファリを起動しないようにして、かわりに『Yahoo!あんしんネット』というアプリを入れました。

Yahoo!あんしんねっと for SoftBank

Yahoo!あんしんねっと for SoftBank
開発元:Yahoo Japan Corp.
無料
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それから‥‥YouTubeでフィルタリングされていない動画見るのもどうかと思って『YouTube』アプリを削除して『テベリ』というアプリをインストールしました。

テベリ-お子様向けのYouTube再生アプリ

テベリ-お子様向けのYouTube再生アプリ
開発元:Clore Corporation
無料
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けど‥‥子どもたちはすごく賢くて、別のゲームアプリ内広告から動画を見たり、『Yahoo!あんしんねっと』内のブラウザからYouTubeにアクセスしてたわけです。

子どもは、大人が思っている以上に賢いというか、いろんなことを試してそこから抜け道を見つけ出すのが上手い。

ゲームと同じ感覚なのかもしれないね。探究心がすごいと言うかなんというか。

そんなわけでフィルタリングアプリ入れても正直あてにならないと思う。

2.フィルタリングをかけたことで親が油断する

「フィルタリングしておけば、変なサイトにアクセスできないから安心」なんて思っていませんか?

いやいやいや、甘い。甘すぎるよ。

最初に書いたように、子どもはうまく抜け道を見つけることができます。

フィルタリングアプリを信じすぎていると、親が子どものスマホをチェックする頻度が減る。コレは間違いない。わたし自身確認する回数が減ったから(笑)

確認しないうちにいつの間にか事件に巻き込まれる可能性もないとは言い切れないよね。

この油断が一番危険だと思う。子どもが何か困ったときに見抜けない可能性がある。

いずれフィルタリングの無い世界に放り出さなければいけない

フィルタリングをまったく掛けない状態よりも、かけておいたほうが確かに良いと思う。

ただ、その後どこかでフィルタリングを外すタイミングが必ず来る。

小学生でフィルタリングを外すのは少々危険な気がするけど、大学生になってまでフィルタリングかけているのはどうだろうと思うのだ。そもそも大学生になって親と一緒に暮らしている子がどれだけいるだろう?ちゃんと親から教育受けることはできるだろうか?

フィルタリングは、ネットの危険性や利便性について教育するタイミングをただ先延ばししているだけじゃないかと思う。

いくら学校でネットの教育を受けたとしても、実際のところ問題に直面してみないことには対処方法わからないことがあると思う。

その時に必要なのはフィルタリングではないと思う。

フィルタリングより重要なのは子供とのコミュニケーション

子どものスマホに必要なのは『フィルタリング』では無く『親子のコミュニケーション』だと思う。

変なサイトにアクセスしたり、メールやLINEが来た時にちゃんと相談してもらえるような関係性ね。

わたしがインターネットに触れたのは20代前半だったけど、ちょっと怖いところだなという印象があった。

それで試行錯誤しながらネチケットを覚えたり失敗しつつ成長してきた。

今はスマホでかんたんにネットに接続できるので、ネットが怖いという感覚がないのかもしれないけどその危険性や利便性についてちゃんと話し合える環境を作ることのほうが、フィルタリングよりも重要なんじゃないかと思う。

まとめ

20年ほど前。『ビバリーヒルズ高校白書』っていうアメリカのTVドラマがNHKで放送されてました。


わたし……このドラマが超好きで、毎週欠かさず見てました。

ドラマのキャラクターのチョットお馬鹿な女の子(ドナだったかな)が言ったセリフが頭に残ってて、それが今回の記事の元ネタになっています(笑)

すご〜くうろ覚えだけど、わたしの記憶から引き出して書きます。

『子どもが溺れると危ない』と言ってプールに高いフェンスを作っても、子どもたちは絶対にどこからか入る。

大人がやらなくちゃいけないのは『溺れないようにフェンスを作る』ことじゃなくて『溺れないように泳ぎ方を教える事』じゃないの?

出典:赤ペソ先生の脳内記憶

そうは言ってもフィルタリングしないと不安に方にはLINEモバイルをおすすめします。

と言うのも、フィルタリングアプリ『i-フィルター』を無償で使えるのです。

【公式ページ】LINEモバイル

通信料も安いし、LINEの通信料はかからないので私の娘のiPhoneもLINEモバイルを利用しています。

そんなわけできょうの備忘録はここまで。

最後までご覧いただきありがとうございます。

またどこかの備忘録で(^_^)/~ 赤ペソ先生(@spinf60 )でした。

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この記事を書いた人

赤ペソ先生

とにかく仕事をしたくないオッサンです。自分の好きなペースで働きたいので、契約社員+在宅ワークの複業で生計を立てています。#今日の買物 ヤギと昼寝が大好き。