税務署は怖いところではありませんでした(笑)
契約社員+個人事業主(フリーランサー)の赤ペソ先生(@spinf60 )です。
税務署で初めての確定申告(白色申告)をやってきたんですが、事前に準備が整っていれば特に問題なくスムーズに終了することがわかりました。
ま、私の場合は還付申告だけだからかもしれない。
そんなわけで、はじめて白色の確定申告に行って気づいたことを書きます。
事前準備編
去年も確定申告に行ったんですが、前年は離職して職安に通っていたので、前職の源泉徴収票くらいしか記入することがなく、役場の確定申告コーナーで簡単に処理できました♪
ところが今年は………一応個人事業主です。
ふら~っと税務署行って、怒られたらイヤじゃないですか。
書類の不備で帰らされるのも嫌じゃないですか(笑)
そのためには準備が必要です。
クラウド会計ソフトで帳簿を入力
家計簿はつけているんですが、帳簿作成や確定申告書類の作成は本当に初めてで、右も左も分からない状態でした。
そんなわけで、困った時には便利なサービスを利用しましょう。
私は個人事業主の申請をした時に、クラウド会計ソフトに申しこみました。
私が使ったのはやよいの白色申告オンラインというものです。
初年度無料で利用できるし、家計簿感覚で入力できたのでヘルプを見なくても全然使えました。
経費をどこに振り分ければいいかわからない時がありましたが、『◯◯ 勘定科目』でググるとだいたい解決します(笑)。(『パソコンソフト 勘定科目』とか、『電子書籍 勘定科目』とかね)
通帳やカード会社からの自動取り込みもできるみたいですが、私の利用している銀行が対応していなかったのと、クレジットカードを事業用に完全に分けていなかったので、自動取り込みではなく自分で入力しました。
毎日少しずつ入力していれば、それほど苦痛では無かったす。
農業収入がある人は国税庁のHPで作成
うちは兼業農家で米を作っているのですが、自分ちで食べる分以外の米を、ほんの少し農協に出荷しています。そんなわけで農業収入もあることになるわけです。ま、正直マイナスなんですけどね。
ただ残念なことに、弥生会計は農業所得の収支内訳に対応していませんでした。
そんなわけで 農業の収支内訳書に関しては、国税庁のホームページで作成して印刷しました。
あと、国税庁のこちら↓のページも見ておくと良いです。帳簿の記帳の方法や、保存期間などが書かれています。
つまりここに書いてある事をやっておけば間違いないわけです。ルールブックです。
農業の帳簿のつけ方がわからん
ただ……農業収支に関してどういう帳簿を作っておけばいいのか、読んでもイマイチわからないわけです(-_-;)
そんな時に便利なのを見つけました♪
長野県高山村のホームページなんですが、こちらで配布されているエクセルファイルに、販売金額や経費などを入力していくと、収支内訳書を作成してくれます!ここで計算された数値を国税庁のホームページの収支内訳書作成コーナーに移動して入力してください。
これで……ちゃんとした提出用の書類が完成します!
高山村の職員さんありがとう!!来年もたぶん使わせていただきます(笑)
ふと思ったんだけど、家庭菜園で野菜作って直販所に出荷している人も農業収入で確定申告しないといけないんじゃないかな?金額にもよるかもだけど。肥料とか燃料とかを経費にできるので結果マイナスみたいな人は、確定申告したほうがいいのかもよ。
町が開催する税理士の無料相談は利用したほうがいい
書類がそろったら、お住まいの地区の確定申告窓口を調べてみてください。税理士の無料相談がある場合があります。
税理士さんに確認してもらえるのに無料ですよ!すごいじゃない。無料で教えてくれるなら利用しないわけにはいきません。
私はほぼ提出できる状態(のつもり)の書類を持って行って不備が無いかを確認してもらいました。
したら、入力するとこ間違ってた(笑)
契約社員としての収入は『給与』の項目に記入しなければいけなかったのに『所得』に入れちゃってました(笑)
給与の場合、所得から65万円控除されるので控除額が大きくなりました。
ここで指摘いただいた部分のデータを修正して、いざ税務署へ!
税務署に持っていったもの
- 確定申告書類
- 収支内訳書(一般用・農業用)
- 取引帳簿(個人事業主で登録した分)
- 源泉徴収票(原本) 給与収入がある人(必ずコピーとっておく)
- 生命保険料控除証明書
- 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書
- 印鑑
以上のようなラインナップです。
平成28年分から マイナンバーカード・通知カードの番号が必要になります。
医療費が多い人は医療費控除の手続きも必要ですが、私は引きこもってて病気にならなかったので申請してません(^_^;)
気をつけたほうが良いこと
クラウド会計ソフトで作成した書類を持って行ったわけですが、注意したほうが良い点がありました。
確定申告書はA4片面で印刷したほうが良さそう
収支内訳書はA4に両面印刷でも良いみたいです。というか、元々の書類がA4サイズに両面印刷されたものだからね。
ただ私は同じような感じで確定申告書も両面印刷して持って行ったんですが、元々の書類は、A4を複写する感じになっているんです。そんなわけで、A4片面で1枚ずつ印刷して持って行った方がよいかもしれない。
提出する時、受付の女性が「両面に印刷されてます(-_-;)」って上司に相談に行ったので(笑)
ざわつかせるくらいなら片面で2枚印刷したほうがいいです。
控えも必持って行きましょう
こちらのほうがちょっと問題というか、のちのち困るかもしれない。
私は特に何も考えずに以下の枚数を持って行きました。
- 確定申告書類 1枚
- 収支内訳書(一般用) 1枚
- 収支内訳書(農業所得) 2枚(提出用と控え)
- 取引帳簿
普通に考えて、提出用と控えが必要ですよね(笑)
農業収支内訳書は国税庁のホームページで作成したので、提出用と控えが、ちゃんと作成されたんです。
が、クラウド会計ソフトで作成したファイルには提出用しか出力されませんでした。
そんなわけで、確定申告書類と収支内訳書は2部印刷して持っていったほうが良いです。
控えがないと何が問題か?を確認したところ、次のような場面で困るかも知れないとのことでした。
- 保育園や幼稚園などに子供を入れる場合の所得証明
- ローンを組む場合の所得証明
確定申告書の控えには、『税務署が受け付けた』旨のスタンプが押され所得を証明する書類として利用できるようです。
控えがないと、その証明書類が手元に残らない事になるので、1部しか持ってきていない人には必ず説明しているとのことでした。
私の場合、去年はフリーランスの所得はほとんど無いレベルの雀の涙(T_T)。 契約社員の給与の方が多かったので、給与の源泉徴収票をコピーして保存しています。ローンの予定もないので、とりあえず今回はそのまま帰りました。
ただ、来年は絶対2部持っていけ。忘れるな自分。
ダウンロードしたpdfファイルは、コンビニで印刷したほうが良いかも
家庭用のプリンターってだいたいインクジェットですよね。
インクジェットって水で濡れるとにじみます。
雨だったり、くしゃみしてつばが飛んだり、変な汗かいたりしてにじむとまた作り直しですよ。
税務署まで行ったのにまた帰らなくちゃいけないとか泣きそうじゃない?
それなら、USBメモリにpdfファイルを入れてコンビニでプリントした方が良いような気がします。私は来年そうする。
還付の場合
3週間程度で口座に振り込まれるそうです。早く還ってきて下さい(笑)
まとめ
事前準備は本当に大切。
クラウド会計ソフトやよいの白色申告オンラインでホントあっけないくらい簡単に処理できました。
個人事業主というと青色申告を激推しされているんですが、こちらの記事で書いているように課税所得が低い人や、バイト・契約社員などの給与をもらってる+個人事業主という人は白の方が良いかもしれません。
記事内でも紹介しているけど、会計ソフトも色々あるのでいくつか試してみてもいいのかもしれないです。
個人的には、やよいの白色申告オンラインセルフプランが永年無料化されたので激おすすめです♪
そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~