結果は原因から発生しているんじゃない!目的から生成されていたのだ!
ども、赤ペソ先生(@spinf60)です。
話題のアドラー心理学『嫌われる勇気』という本を読みました。
アドラー心理学:嫌われる勇気
『嫌われる勇気』という本は……
古都の外れに住む哲学者と、そこを訪れた悩み多き青年の対話という形で物語は進んでいきます。
哲学者は
「人生はシンプルで、今日にでも幸せになれる」
というのですが、悩み多き青年には
世界は矛盾に満ちた混沌にしか見えず、もちろん幸福でもありませんでした。
青年はどうにかして、この哲学者屈服させねばならん!
と、マイナス思考全開で論破を試みようとするのですが、夜ごとに返り討ちにあうという おもしろストーリーです(違う)
アドラー心理学については、こちらのサイトにあるマンガが面白くてわかりやすいです。
原因があるから結果があるのではなく、自身の目的に遂行したら現在の結果につながっている
とか
トラウマは存在しない
とか、ちょっと衝撃ですわ。
人の悩みは全て対人関係の悩み
アドラーは
『人の悩みは全て対人関係の悩み』
と言ってます。
これドキッとしたね。
- 『なぜ自分にだけきつく当たるんだろう』
- 『頑張ってるのに正当に評価されない』
- 『この人はなぜこんな嫌な事をするのだろうか』
- 『なぜ言った事もやってくれないのかしら』
ほんと、こんな悩みを大体思い当たりすぎてイヤだわー。
そこで本のタイトル。
嫌われる勇気
の登場です。
『嫌われる勇気』とは
積極的に嫌なこと言って嫌われ者になろうと言うのではなく、他人から嫌われても気にするな というものです。
青年は言います。
『人は誰しも承認欲求を持っていて、嫌われたい人なんかいない』
そりゃ、嫌われたら嫌だもんね。
嫌われるよりも好かれたほうが良いわ……と思っていたら、
哲学者は追い打ちかけて言いますよ
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われる事を怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。
おおぉ。
いつからか忘れたけれど、私は
『自分が頑張ってもどうしようもない事は思い悩まない』ようにしています。
それはつまりどういうことかというと、
- 私が頑張ったとしても、その頑張りを他者が評価してくれるとは限らない
- 他人の考えている事はコントロール出来ないので、よく思ってもらおうという考えが無駄
こういう考え方なので、アドラー心理学はとてもおもしろく、共感しながら読みました。
けど一般的には青年同様、簡単に承知できる内容ではないと思います。
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ただ、人生で思い悩んでいる人には劇薬のような、毒と見せかけて良薬口に苦しみたいに、心に効く薬なのではないかなと思います。
嫌われる勇気を読んでみた感想
この本は自己啓発の本ではありますが、とても読みやすく面白いです。
それは、青年と哲学者の対話という形で話が進められていく事もありますが、自分たちが思っていた事がことごとく覆されていく。そうだな、ミステリーを読むような面白さといいますかね。
『あー、そういう考え方なのか!』という気付きみたいなものがあります。
あと、本の中で青年も言っていますが、途中、心理学の本なのに宗教的な思想になってきます。
ぶっちゃけ『なんじゃこりゃ?』ってなりましたが、心理学や哲学、思想をどんどん掘り下げていくと、結局のところ宗教的になるのではないのかなと思う。
ニーチェは「神は死んだ」とか言ったらしいけど、ニーチェの超人思想も宗教っぽい。
あと……本は面白かったのですが、この青年が卑屈で演劇じみていてウザさを感じてしまうのは注意が必要です(笑)
私も卑屈が服を着て歩いているくらい卑屈な人間なのですが、この中の青年には到底及ばないなと思いました。
などというわけのわからぬ感想でまとめてみます。
最後に……今回の記事では本の内容をほとんど言い表せていないです。
人生に行き詰まってたり、思い悩んでいる人は一読する価値はあります。
全ては考え方次第という感じがする。
今日から嫌われ者になるとするわ!
そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~