こんにちは、薄い財布を愛用している、赤ペソ先生(@spinf60 )です。
わたしは自分用に黒、家計用に赤の薄い財布を2年近く使っています。
abrAsusの薄い財布は最高だけど……
薄いのでポケットに入れてもじゃまにならないので本当に好きなんですけど、2年使っているとさすが汚れが目立ってきます。
わたしが使っている黒は全然汚れが目立たないんですが、赤のほうは色んな所に汚れがね……見えるでしょ?
表面から見たところ。凸凹してる部分に汚れが目立ちますよね。
外側。直接手が触れることが多いので汚れがつきやすいです。
内側。外側ほどではないんですが、コインの部分に汚れが目立ちます。
確かに汚れてるんだけど、ボタンが壊れたり破れて使えなくなったわけじゃないので、もっともっと使いたいんです。
そんなわけで、どんなものでも手軽に染めることができる染めQという商品で、abrAsusの薄い財布の色を変えてみることにしました。
染めQとは
【染めQシリーズ】は最先端のナノテクノロジーを駆使した染色型塗料で、ナノ単位の粒子が素材の内部に浸透して密着します。
そのため、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることおがありません。また、塗った箇所と塗っていない箇所の境目がなく、肌触りも変わることがありません。カラーチェンジで遊び心を満足させたり、古くなって色あせてしまった大切な物の補修にも最適。まるで新品同様に仕上がります。
出典:染めQテクノロジー
この商品、一見ただのスプレーなんですけど、どんな物にも色ををつけることができるし、質感がそのまま残るのでほんとすごいんです。
そんなわけで、早速塗ってみますよ♪
abrAsusの薄い財布を染めQで塗ってみた
今回わたしは、赤(ボルドー)から、ホワイトに変更しました。
※白にしておけば、失敗しても後で他の色が塗りやすいんです(笑)
今回は、染めQのホワイトクリームとベースコートの70mlを購入しました。
濃い色から淡い色に変える時は、白やベースコートを塗ってから変えたい色を塗るほうが発色が良いらしいです。
ベースコートを塗った後
ベースコートで元の赤色はほとんど見えなくなりました。
けどなんかピンクっぽいな
ホワイトクリーム色を塗った後
ベースコートに比べると、かなり白っぽくなりましたよね。
部分的に赤を残すことにしました。
写真で見るとなんか赤っぽいけど、実際にはもっとクリーム色です(;´Д`)。
染めQで革製品を染める時の注意点
ここからは、実際に染めQを使ってわかった注意点を書きますね。
染めQの公式動画の塗り方が全て
まずはコチラの動画をごらんください。
※動画は3分ほどです。
染めQの公式YouTubeチャンネルの動画ですが、ここで解説されている塗り方を忠実に実行すれば失敗することはないと思います。
特に重要なのは……
- 塗る前に塗装する面の汚れや油分を取り除く
- 素材から15cmほど離れたところから素早く手を動かし薄く塗る
この2つを守るだけで、色の付き方がかなり違ってきます。
とにかく脱脂が大事
汚れや油分を落としていないと、汚れに色がついて塗りたい塗装面に色がつきませんし、油分が付いていると塗料をはじいて、色がつきにくいです。
(わたしはコイン部分の脱脂がちょっと足りなかった)
動画内では専用クリーナを使っていますが、エタノールを布に染み込ませることで、同じように汚れや油分を落とすことができます。
エタノールは脱脂だけでなく、薄めて使うことで除菌スプレーが作れます。
テーブルの除菌やデオドラントスプレーも作れるので、家に一本あると便利ですよ♪
厚塗りはしちゃダメ
2番目の『素早く手を動かし薄く塗る』コレがほんとうに重要です。
『薄く塗るといつまでたっても終わらないから、ちょっと厚めに塗ろうかな』なんて思うと、100%失敗します。
えぇ、失敗したわたしからのアドバイスです(笑)
なぜ厚塗りがダメなのか?その理由は2つあります。
1.厚く塗るとムラができる。
とにかく色ムラが出やすくなりますし、厚くなった部分から他のところに塗料が流れるので他の部分への色付けが難しくなります。
回数を重ねるのは面倒くさいですが、綺麗に仕上げるためにはできるだけ均等に薄く塗り重ねていくのが成功のコツです。
2.厚く塗ると溶剤の影響で地の色が出てくる。
今回色を塗った薄い財布は、もともと赤でした。
赤から白にかえるんですが、薄く塗っている時には問題なくても、厚塗するとその部分に塗料を溶かしている溶剤がたまります。
すると、元々の皮革についていた赤も、その溶剤で溶け出して、白と混ざりあってしまうんですね~。
ベースコートを塗っている途中、ピンクというか紫っぽくなってきたので『何でピンク色になってきたのかな?』と思ったんですが、要するに厚塗りの影響です。
とにかく薄く塗りましょう。
色を着けたくないところは徹底的にマスキングテープを貼ろう
今回わたしは、エンボス加工された表面だけ白くして、内側は赤を残すことにしました。
ボタンの部分も色がついたら閉まらなくなる可能性があるので、塗りたくない部分はしっかりマスキングテープでカバーしてください。
しっかりこすりつけて密着させたほうがいいですよ。
ホワイトを塗った後にマスキングテープを外したら、こんな感じで仕上がりました
しっかりマスキングテープ貼ってないと、意外とはみ出ます(;´Д`)
色がついたらマニキュアのリムーバーで落とせるよ
マスキングテープをしていても、きちんと貼れていないと塗料がはみ出すことがあります。
コチラの画像のまんなかあたり。
ほんのちょっとはみ出てるでしょ?
カードが入るから気にならないといえば気にならないんだけど、専用のリムーバーを使わなくても、女性だったらだいたい持っているマニキュアのリムーバー(100円ショップで買える)で十分落とせます。
小さい缶はお試し用だと思ったほうがいいですよ
わたしは小さいサイズ(70ml)の、ベースコートと、ホワイトクリームを購入しました。
1本あたり、0.3平方メートル塗れるので『折りたたみ財布なら余裕でしょ』と思ったんですが……かなりギリギリ……というか、実際にはちょっと足りなくて、内側の色が薄いです。
この画像の上の方、うっすらピンクでしょ?
足りなかったんですよ(;´Д`)。
染めQは、何回も薄く重ね塗りをする必要があるので、想像よりも早く無くなります。
小物を塗る場合や、アクセントで色を付ける場合には小さいスプレーでもいいですが、2つ折り財布で足りなくなるので、3つ折り財布や長財布に色を塗る場合は、大きいサイズ(264ml)を買ったほうがいいです。
濃い色から薄い色に染めるのは難しい
今回赤から白に変えたのですが、同色や濃い色に塗り替えるほうが、もっと簡単だと思います。
ただ、どの色に変えるにしても、ベースコートや白で色をリセットしたほうが発色が綺麗になるようです。
まとめ
塗る前と塗った後を比べてみると、皮革の質感はそのままで、かなりいい感じに色を変えることができたように思います。
手に馴染んで使いやすい財布や、愛着のある小物も簡単に色を変えることができるのでおすすめです♪
塗る時は換気に気をつけてね
そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~