こんにちは。今は契約社員として生活している、赤ペソ先生(@spinf60 )です。
40歳で仕事を辞めたことについては、こちらの記事で少し話しているのですが、より詳しく書きたいと思います。
40代で正社員を辞めた4つの理由
辞めた理由は……
正社員という働き方に疑問を感じた の一言で片付くんですが……その理由について詳しく書いていきます。
1.会社の方針は絶対
「何アタリマエのこと言ってんの?バカなの?」 と思ったでしょ(笑)
確かにそうなんです。会社に所属していれば、当たり前のことなんです。
会社の方針に逆らって勝手な事されたら困るというのは、空気が読めない私でもわかります(笑)
ただ、私が退職する前の半年くらい、勤務時間が大体270~300時間だったんです。
私だけじゃなく、部下も同じくらいで、月の残業時間が大体100時間超えてたわけ。
一ヶ月の時間外労働が80時間を超えると、過労死や鬱病の発生リスクが高まるという話は有名。
私が退職を決意した当時、本当に人員不足で、ひと月300時間近い勤務がザラで、当時は休みらしい休みが満足に取れてなかった。
夜勤がある仕事なので、夜勤が終わって朝10時ごろ家に帰りついて、その翌日の朝6時にはまた会社にいるという……。
冗談じゃなく、ほんとに毎日仕事。
残業代はちゃんと出る職場だったから頑張ってたけど、そもそも給与体系にも問題があって、残業しないと給料が少ない。
残業しなかったら15万くらい。熊本の最低賃金よりは良い方だったけど。
そんなだから適度に残業(70時間くらい)欲しいというのが、働いているみんなの意見だった。
ただ、『残業すれば給料が良い』という考え方は危険だと思う。
それ……自分の時間を会社に売っているだけだからね。
それにしても、労働時間 300時間って何だよと(笑)
8時間労働換算で37.5日じゃないですか!どう考えてもおかしい。
休みが無いどころじゃなくて、2週間位よけいに働いてるじゃないかと。
そういう状況にもかかわらず上司は『会社のイベントがあるんで各事務所から応援で人を出せ』とか言うてくるわけですよ。
会社の命令は絶対ですよ。
わたしがいた事務所は、正直人を出す余地なんて無いわけです。
「本社の人は残業時間少ないんだから、そっちを優先して出して下さい」とか
「部下が倒れるといけないし、本来の業務に支障が出るので、こちらからは出せません」と言って応援を出さなかったんですが、そうすると私の評価はダダ下がり(-_-;)
結論:社員の健康に留意してくれない会社の方針には従いたくない。
2.給与のランクは上司しだい
仕事嫌いの私ですが、事務所の所長的な役職についていました。
その当時から上司に「仕事量に対して給料が少ないのでランクを上げてほしい」と再三伝えたけど、さっき書いたように本社命令を断るから、いっこうに給料が上がらない。
あと……正直なところ上司の気に入った人や、本社勤務の人が優先されてた。
さらに困ったことに、残業した方が給料高いから、営業や事務処理もやっている中間管理職の私より、部下のほうが給料高い時もあるんですよ。
仕事だけ多くて給料少ないなら、誰も所長になりたくないよね。
給料は上がらないのに、社用車で事故すれば自腹で修理。
車両の運行管理するタコグラフでミスが多ければ、自腹で安全運転講習を受講。
業務で何らかの失敗をしたら始末書でボーナス減額……。
信賞必罰とか言ってた割には、罰ばかりが多くて、賞の方がほとんどなかった。
典型的なブラック企業だな……と思った。
結論:正当な評価されない会社にはいられない。
3.退職金がめっちゃ少ない(笑)
みんな就業規則はちゃんと読んだほうがイイよ。
特に有給と退職金規定のところはね。
入社して10年くらい経った頃、就業規則や退職金規定が変わったんです。
そんなわけで、穴が空くほどしっかり読んでみたら退職金がめちゃめちゃ少なくなってるのよ。
大企業や公務員なら○千万円出るんでしょうけど、地方の中小企業では『出るだけありがたい』という風潮だけど……。
退職金規定を見たところ、10年勤続で打ち止め。給料の2ヶ月分くらいが上限(笑)
何これ?ボーナスですかと?
あとは貢献度に応じて社長の気分で上乗せがあるとか無いとか……全然あてにならないレベルのもの。
途中退職の場合は、全額ではなく8割に減額されるんですけどね。
仮に定年まで勤めた時の退職金が50万円とすると。
途中退職だったら8割の40万なわけです。
40歳から定年まで残り20年頑張っても10万しか増えなかったら絶望しますよね(笑)。
『たかだか10万のために20年々も頑張らなくちゃいけないの?』ってね
その退職金もらっても1年持たずに無くなっちゃうから、当然また別の仕事探さなくっちゃいけないわけでしょ。
これはさすがに 会社に今後の人生を盗まれていると思ったし、できるだけ速いうちに辞めたほうが良いとも思った。
これから先の20年を会社に捧げても、退職金が雀の涙の2割増えるだけで、その後の人生設計もままならない。
それならば40歳で仕事をやめて20年かけてもいいから自分の仕事を作るべきだと。
結論:結局自分の老後は自分で作るしか無い。
4.まだ子供が小さかったから
実は……これが一番重要。
普通は『子供が小さかったら辞めずに頑張るんじゃないの?』と思うでしょ(笑)。
逆だよ逆。みんなアホかと。
子供が小さい時期に一緒にいる時間が少ないのは本当に残念なことです。
中学生や高校生になったら、親の話なんて全然聞いてくれなくなりますよ(笑)
しかも本当の問題はそこじゃなくて、お金。
本当にお金がかかるようになるのは、小中学校時代じゃなく高校からですよ!
私が住んでいる町は小中学生の医療費は無料なので、医療費が発生するのも高校生から。
高校から大学に行きたいと言い出した段階で転職しようと思っても、はっきり言って手遅れ。
お金たくさん必要になるから、辞めたくても辞められません。
そんな時期に仕事辞めて奨学金で大学行かせたりしたら、大学卒業後、子供に多額の借金を背負わせるだけなんです。
それならば高校・大学に進む、もっともっと前の段階で転職して、まずは節約をする。
それから生活レベルの見直しを行って、必要な金額の算出をしなければいけないんです。
私は1年間あまり仕事をせずに(笑)貯蓄を減らしながら、1年間生活するのにかかるコストを割り出した。
つまり貯蓄をするためにいくら稼げばよいか?、今後いくら必要なのかが大体わかってきたので、去年よりは多めになるけど必要な分働く。必要なぶん働けばいいの、結局の話。
結論:転職するなら早いほうがいい。
40歳で退職を決意した本
退職するかどうか悩んでいる時に読んだのが、伊藤洋志さんの著書 「ナリワイを作る:人生を盗まれない働き方」という本。この本を読んで仕事辞める決意を固めたと言っても過言ではない。
以前のこちら↓の記事でも書きました。
著書から引用します。
私自身も小さなベンチャー企業で日夜働いていたときには、家での生活と会社での生活が完全に分離していて、当時の記憶があまりない。ストレスなのか、寝る前にハーゲンダッツを食べないと眠れないこともしばしばであった。睡眠時間を削って稼いだお金が、睡眠不足のストレスを解消するためにアイスクリーム代に消える。 どうも、これはおかしい。[書籍(p.003)から引用]
伊藤さんが感じたこの違和感……。
わたしも似たような経験と言うか感覚があって、文章がグサッと刺さったわけです。私も同じだよと。
まとめ
まじめに働くのに疲れたのだよ、オッサンは(笑)
もっと楽に働ける仕事を作りたくて、ダラダラとブログ書きながら試行錯誤してるんです。
ブラック企業・ブラックバイトで悩んでいる人は、私みたいに無駄に19年も頑張らないでさっさとやめて転職した方がいいよ。
仕事が忙しくてハローワークに行く時間がない人は、帰宅後や空いた時間に転職エージェントサイトで情報を探すとイイです
会社勤め自体が嫌になった私みたいな人や、スキルを持っている人は、在宅でできる仕事を探すのも良いですよ。
私は、クラウドソーシングサービス2社に登録しています。
最後に、今後の私の活動指針。
書籍『ナリワイをつくる』から
ナリワイ10ヶ条を引用して締めたいと思います。
ナリワイ10ヶ条
- やると自分の生活が充実する。
- お客さんをサービスに依存させない。
- 自力で考え、生活を作れる人を増やす。
- 個人ではじめられる。
- 家賃などの固定費に追われないほうがよい。
- 提供する人、される人が仲良くなれる。
- 事業じゃないことで、事業より本質的なことができる。
- 実感が持てる。
- 頑張って売上を増やさない。
- 自分自身が熱望するものを作る。
そんなわけできょうの備忘録はここまで 。
最後までご覧いただきありがとうございます
またどこかの備忘録で(^_^)/~