毎日書いている全ブロガーに捧げる(武者小路実篤詩集)

  • ブックマーク

3a5eeaa2c04b2bb0644e05fa4205226f_s

詩集を読む人口って減ってるのじゃないのかな。とか思うんですがいかがでしょうか?

読んだらすぐに忘れていく鶏あたま、赤ペソ先生(@spinf60)です。どうも。

私は以前、詩を書いたり、朗読したりというのをやっていたのですが(朗読してた音声はツイキャスで聞けます)、ただ最近は、全然詩を書いていません。

なんだろね、不平不満がないと、詩は書けないような気がしていますね。


そんな、ニセ詩人の私が、好きな詩人は、谷川俊太郎、吉野弘、坂村真民。

そして今回紹介する武者小路実篤です。

武者小路実篤

武者小路実篤 と言うと大正~昭和に活躍した小説家で、あまり詩を書いているイメージが無いかもしれないのですが、私は逆に小説を読んだことがないのです。

唯一読んだのは詩集を読んだ後に買った『真理先生 』という本のみです。

真理先生 (新潮文庫)


武者小路 実篤 新潮社 1952-07-02

売り上げランキング : 172486

by ヨメレバ

登場人物がみんな良い人という、殺伐とした昨今ありえないほんわか具合。

読んだ後になんだかじわじわと心があたたかかくなるような本です。

こちらもおすすめ。

武者小路実篤の詩の何が良いか

武者小路実篤詩集 (新潮文庫)


武者小路 実篤 新潮社 1953-01-13

売り上げランキング : 180561

by ヨメレバ

ひとことで言うと、飾り気のなさ。

凝った比喩や技巧的なものなどは無いに等しいのですが、自分の思っていることをそのままストレートに書く感じと、武者小路実篤の人柄がにじみ出てくる感じが好きですね。

例えば(以下引用は、武者小路実篤詩集(角川文庫版)より)

五十回の誕生日の朝の感想

自分は今日満五十になった。

自分は満二十六の時に詩を書いてから、

第二十四回目の誕生日を迎へたわけだ

あの時はまだ若かつた。

元気でがむしやらで、

進むこと許(ばか)り考えていた。

今の自分はそれから見るとおちついてゐる。

自分は自分を齢とつた男とも思はないが、

自分をもう若い男ともおもつてゐない。

時がたつのは早いとも思はない。

遅いとも別に思はない。

ごく自然に齢をとつて来た。

このように、日記のような感覚で(というか、この詩は、まんま日記だろうけど(笑))始まるものがあったり

俺は一生ぶつ通して

俺は一生ぶつ通して

自分の信じる道を歩く。 

と、いった、わずか2行のすごく短いつぶやきのようなものもあったりします。

全ブロガーに捧げる、私が一番好きな詩『泉』

泉

泉は何処に水が流れるかをしらずに水を地上にあふれさす、

鶏はいくつ卵を生んだか忘れて毎日々々卵を生む。

私は誰が読むとも知らず毎日何かをかく、

時には書き損なひもあるかも知れない。

たまにはいゝ卵も生むだらう。

見つけるか見つけないか、それは人々にまかせる。

滋味がある卵を見つけたら、食べてくれ、

さもなければすてゝおいてくれ。

私はそんなことを考へずに卵は生むのだ。

毎日々々生みつぱなしにするのだ。

生むのは私の任務だ。

それを食べるのは誰かの任務だ。

食べられなければ、くさりもするだらう。

だが何処かで、ひよつこがかへるかも知れない。

泉は流れる所を知らずにあふれ、

鶏は卵を生んで生んで齢をとってゆくのだ。

これ、本当に好き。

毎日誰が読むとも知れずにブログを書いている私にはぐっさり刺さったわけです。

毎日ブログを書いている全ブロガーに捧げてもイイ詩ですよ。

時には書き損ないもあるだろう。(毎回書き損なってごめん)

たまにはいい記事も生むだろう。 (まだ書けてないわ(笑))

見つけるか見つけないかは、それはGoogleにまかせる。 (頼むGoogle神)

役に立ちそうな記事を見つけたら、読んでくれ。 (ホントお願いします)

さもなければ、そっと閉じてくれ。 (駄文読ませてごめんなさい)

私はそんなことを考えずに駄文を書くのだ。 (毎日スミマセン)

毎日毎日書きっぱなしにするのだ。(ホントいろいろごめん)

なんて感じでね、日々思っているわけです。

ブログにかぎらず、仕事をしている皆さんにも感じるところがあるのではないでしょうか。


そんな感じで今日は武者小路実篤さんの詩集の紹介でした。

そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~

追記(2015/10/15):今回紹介した詩は、私の手元にある、武者小路実篤詩集(角川文庫版) からの引用ですが、現在発行されていないようなので、記事中では新潮社版のリンクを貼っています。もしかしたら、ここで紹介した詩は載っていないかもしれません。  

追記(2015/10/19):新潮文庫の方にも『泉』は載っているという情報いただきました(^o^) こにしさん、情報ありがとうございます。

  • ブックマーク

この記事を書いた人

赤ペソ先生

とにかく仕事をしたくないオッサンです。自分の好きなペースで働きたいので、契約社員+在宅ワークの複業で生計を立てています。#今日の買物 とヤギと昼寝が大好き。