こんにちは。週末農家、赤ペソ先生(@spinf60 )です。
うちには小さいながらも田んぼがありまして、毎年自分ちで食べる分のお米を作っています。
季節は秋になりまして、稲刈りの時期なのですが、2017年は稲刈り時期に長雨が続いたり毎週台風が来たりで田んぼが全然乾かない。
つまり、稲刈りができない困った状況にあります。
台風後の田んぼを見に行ったんだけど……
『あれ?まだ田んぼに水を当ててたっけ?』
と思うぐらい水が溜まってた(;´Д`)稲もガンガン倒れてるので、機械で刈ってもらえるレベルの話じゃないので頭が痛い。
とりあえず、一昨年と昨年もらった藁があったので、自力で刈干し(*_*;。
— 赤ペソ先生 (@spinf60) October 24, 2017
そんなわけで
湿田でも稲刈りできる『バインダー』を購入しようかなと考えています。
湿っている田んぼは稲刈りができない?
うちは本当に小規模の農家なので、稲刈りの機械を持っていません。
そんなわけで、機械を持っている農家さんに毎年田植えと稲刈りをお願いしています。
2017年秋。
例年通り稲刈りを頼もうとしたところ……9月中旬から田んぼの水を抜いて干し(乾かし)ているにも関わらず、全然田んぼが乾かない。
しかも、追い打ちをかけるように長雨、毎週のようにやってくる台風の影響で
少し乾き始めた……と思ったら、また普通の田んぼのようになってしまいます。
農家さんが持っているコンバインという稲刈りの機械は、かなりの重量がある(小型のでも1,000㎏近い)ので、乾いた田んぼじゃなきゃ入ることができません。
乾いてないと、ズブズブとはまり込んで動けなくなって、最悪壊れてしまうわけです。
去年から田んぼの乾きが異常に悪いのだけど、これは地震の影響もあるのかなぁ……なんて思ったりしてます。
田植えをしてるような汚れ具合で稲刈りしてます(;´д`)
この状態では機械は入れないもんなぁ。 pic.twitter.com/X7XZOakC36
— 赤ペソ先生 (@spinf60) October 25, 2017
こんな状態の田んぼに入れるなんて論外です(;´Д`)
田んぼに入った瞬間に動けなくなったらどうにかしてひっぱり出す必要もあるし、壊れたら修理保証しなくちゃいけないかもしれない(;´Д`)
『どうにかして刈ってくれ』なんて、無理は言えないわけ。
以前は、掛け干しをやっていたのですが、省力化の影響でコンバインで一気に刈り取ってもらう方法ばかりになっていました。
しかし、コンバインが入れないのならば、結局手で刈るしか無い……
田んぼを乾かすには『暗渠工事』と呼ばれる、地下排水管工事をすればいいのですが、そもそもまだ稲を刈っていない段階でそれができるわけない。
そんなわけでいろいろ調べたところ……
掛け干しをやってた時に使っていた『バインダー』という機械で刈り取るのが良いのではないかという結論にたどり着きました。
バインダーなら湿った田んぼでも行けるらしい
バインダーと呼ばれる機械があります。
すごく簡単に言うと
稲を刈って束を作る機械です。
こんな状態にしていく機械のことね。
『ほだ』と呼ばれる竹竿にかけて干す『掛け干し米』を作っている農家さんではよく利用されています。
稲を竿にかけるために、束にする必要があるからね。
コンバインだと、わらは小さく裁断されちゃうのです。
コンバインを使うのは大規模農家で、バインダーを使うのは中山間地や棚田などの狭い田んぼとかで使うことが多いみたい。
コンバインは大型で人が乗って運転するタイプですが、バインダーは手押し車のように人がついていくタイプもあります。
当然コンバインよりも軽量!
つまり、泥に入っても沈みにくい!
(……と言っても100kgちかくあるけどね(;´Д`))
- 軽い
- プレッシャータイヤと呼ばれる空気圧低いタイヤが湿田に強い
- 一輪タイプだと切り株の上を走るから沈みにくい
という理由で、湿田に強いらしい。
そんなわけで、暗渠工事をするよりもバインダーを買ったほうが良いのではないかと考えています。
バインダーを人から借りるのはどうだろう?
ご近所の人がバインダーを持っている場合『借りる』という方法がある。
ただ……今まで使ったことがない人間が
- 借りてうまく使えるのか?
- 借りて壊した場合の補償はどうするのか?
という問題がある。
理想は、そのバインダーを持っている人ごと借りる(機械&人件費)を払う方が良いと思う。
機械を借りて返す時に調子が悪かったら、人間関係も悪化すると思う。
バインダーを中古で購入するのはどうだろうか?
ヤフオクや、農機具販売店で中古で購入できる場合がある。
ただ、ヤフオクの場合は、ノークレーム・ノーリターン……というのがよくある。
動作確認はしました……とかね。
買って使えなくても文句言わないでね……という感じなので、ちょっと不安。
JAや農機具メーカーで動いているのを確認した上で購入するのなら良いかもしれない。
……ということで、新品を購入検討してみる。
農機具メーカーの1輪1条刈りバインダーを調べてみた
購入を検討するために調べた結果をまとめます。
強湿田に強いという、1輪1条刈り(タイヤが1つで、1列づつ刈り取るタイプ)についてまとめます。
※2017年10月時点の情報です
ヤンマー:Be114シリーズ
1輪1条は、VWと、VDWの2種類ある。
VDWのほうが斜体が大きいが、装備が少し良い。
スペックを見ると、重量が100キロあるのがチョット悩ましい。
価格
- VW:380,000円(税抜)
- VDW:410,000円(税抜)
公式サイト
クボタ:RJ25シリーズ
クボタの1輪1条刈りは、3種類ある。
スペックを見ると重量が80kg台なので、チョット軽め。
RJN25シリーズは、ゼロプレッシャータイヤと呼ばれる空気圧の少ないタイヤを使用している為、ほ場条件の項目に
乾田・半湿田・強湿田
と書かれてあるのが心強い
希望小売価格は、ヤンマーよりもややお手頃価格。
価格
- RJN25:352,000円(税抜)
- RJN25-D:389,000円(税抜)
- RJN25-HD:432,000円(税抜)
RJN25-Dは、集中注油・自動刈り取りクラッチ付き
RJN25-HDは、Dに自動ひも通し機能がついたもの
イセキ:RZ110シリーズ
何種類かあるらしいのだけど、詳細がよくわからないし、金額も不明。
スペックを見ると、こちらも100㎏程度。
19インチの大径タイヤを装備していますので、湿田でもスムーズに作業できます。RZ110は超湿田タイヤを採用しています。
簡単に車輪を上下でき、湿田でもラクに作業できます。
(D型 : 油圧ジャッキ S・G型 : 手動ハンドル)
車輪と本体の間に泥が挟まる可能性があるから、調整できると便利だね。
価格
公式ホームページから見つけることができませんでした。
まとめ
金額と、重量を考えるとクボタ……かな……
タイヤに泥詰まりを軽減させられそうなのは、イセキかな……。
そんなわけできょうのブログはここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかのLogで(^_^)/~ 赤ペソ先生(@spinf60 )でした。
……こういう商品もあるので、ちょっと気になる。