こんにちは、ヤギ飼いブロガー赤ペソ先生(@spinf60 )です。
ヤギは水に濡れるのが苦手。
雨で草を食べづらい梅雨や、草が無くなる冬に備えて試験的に干し草を作ってみたのですが……、ま簡単にいうと失敗したのです。そんなわけで気づいたことをまとめてみます。
干し草をつくってみたものの
ヤギのエサとして、毎朝草を刈ってたけど、さすがに面倒くさいし、梅雨期間中の問題もあるので干し草製作中。
— 赤ペソ先生 (@spinf60) 2016年6月11日
ヤギは好き嫌いなく草を食べるのですが、水に濡れるのが苦手です。
つまり梅雨の時季は外に出て草を食べる機会が減ります。
毎日雨の中、草を刈ってきて与えるのが面倒なので干し草を作ろうと試みたんです……。
ところが……。
干し草にカビが生えた
干し草をヤギに与えようと持ち上げた時に粉が飛んだんですよ。ふぁさぁ~っと。
『コレはなんかおかしいぞ?』と思って草に顔を近づけてよく見て臭いを嗅いだらカビが生えてました(;´Д`)
どうりでヤギに与えても、全然食べてくれないわけだよ。わたしだってカビが生えたもの食べたくないわ。
実は……カビが生える予感は……ありました。
ヤギがたけのこ食べるかと思って、干し草作るときにたけのこをしのばせたのだけど、水分が多いのでカビが生えてきた。
たけのこは良くないな。— 赤ペソ先生 (@spinf60) 2016年6月16日
干し草にカビが発生した原因
干し草にカビが生えた原因は主に2つ。
- 草の乾燥が足りなかった。
- 雨漏りで草に水がかかっていた。
干し草を作った時、朝9時に草を刈ってアスファルトの上に広げ、昼に1回かき混ぜ、18時にコンテナに押し込んで箱型に縛ったんだけど、1日だけの乾燥では不十分でした。
雨が降りそうだったから焦ったのも良くなかった。
細いたけのこなど、水分が多くて乾燥しにくいものが干し草の中に入っていたのもいけない。乾燥が不十分で、カビが生えやすい物が中に入っていたので一気にカビが発生したみたい。
また保管していた場所は雨漏りしていて、干し草の上に水滴がポタポタと水が落ちていました。
すると干し草に水分が供給されて、より一層カビが生えやすい環境になります。
とりあえず、本格的に干し草が必要な冬になる前にわかってよかったよ。
干し草にカビが生えないようにするには
干し草にカビが生える原因は乾燥が不十分だったため。
干し草は1日の乾燥では十分ではないので、晴れが続く日に挑戦しなければいけない。
作れないのならば、農協から干し草を購入したほうがいい。
また干し草とは別の保管飼料としてサイレージというものがある。
農村地帯をドライブしていると白いビニールでくるまれた大きな丸い物が転がっていると思いますが、コレです。
サイレージは少し乾燥させた草を発酵させることで長期保存させることができるものです。
人間の食べ物に例えると漬物らしいです(笑)なるほどね。
サイレージの方が保管しやすそうだから、作り方を勉強しなくちゃいけないね。ただこの画像のタイプは、農業機械がないと作れないけどね。
干し草にカビがあると、人も病気になるから気をつけて
カビが生えている干し草はヤギが食べないだけじゃなく、人間にだって悪影響です。
というのも、農夫肺という症状があります。
農夫肺は通称で、正式には過敏性肺臓炎という症状です。
干し草の中の好熱性放線菌というカビが、農夫肺の原因になります。
抗原にさらされると強い炎症が生じ、発熱やせき、呼吸困難感、だるさなどの症状があらわれます。
意外とこわいですね……。小屋作りの作業中だるかったのは、もしかしたらこのせいかもしれないな………。やぎちゃんゴメンよ。
農夫肺(過敏性肺臓炎)にならないための対策
カビの胞子を吸い込まないようにマスク着用して作業するのが良いです。
とりあえず、今保管している干し草は処分して、改めて夏の晴天が続く日に干し草を作りたいと思います。
梅雨の時期に作っちゃ駄目だね(;´Д`)
まとめ
『干し草くらい簡単に作れるっしょ』と思ったのですが……甘かった(-_-;)
ほんと、冬に備えて大量に作る前にわかってよかった。
秋から冬にかけてだったらカビの発生は少ないかもしれないんですが、梅雨~夏はカビが発生しやすい時季ですので、干し草を作ろうとしている皆様は十分お気をつけ下さい。え?趣味で作る人はいない?確かに(笑)
そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~