秘密基地みたいな家に住んでみたくない?
見た目はおっさん、頭脳は子供 赤ペソ先生(@spinf60)です。どうもどうも。
今回の記事は、いつか私が作ろうと思っているモバイルハウスと言う家の備忘録です。リアルに備忘録なので、あまり詳細な解説はできてないかもしれません。ごめんあそばせ。
モバイルハウス 知ってる?
モバイルハウスとは、熊本県出身・在住の建てない建築家こと坂口恭平さんが考えた家。というか”概念”といったほうが正しいかもしれないな。
ごく簡単に行ってしまうと、タイヤをつけた動かせる家です。こういう↓ トレーラーハウスみたいなね。
家というと、普通は土地に固定されていて不動産と呼ばれますよね。ところが、タイヤが付いて移動できる状態になったら不動産ではなくなってしまうのです。
詳しくはこちらの本に書いていますが、東京でモバイルハウス(画像検索結果が見れます)を3万円で制作し、駐車場に置いて、住んでみようとする試みが書かれています。
ただ、モバイルハウスを作って、いざ住みはじめようとした時に、2011年3月11日の東日本大震災が発生し、その時に熊本に避難して帰ってこられています。
どういうきっかけで坂口さんを知ったのか、今となっては完全に忘れてしまったのですが、熊本にいらっしゃるのなら、一度お会いしてみたいな~。
この本で紹介されているモバイルハウスは、ハウスとは名付けられていますが、モバイルルームといったほうが良いかもしれない。およそ1坪程度のスペースで、台所やトイレ、もちろんおふろもありません。街全体を自分の家に見立てて、トイレは公共のものやコンビニなど店舗のもの、お風呂は銭湯などの公衆浴場を利用することで、コストが掛かり過ぎる家を考えなおすきっかけを投げかけています。
ちなみに、ドキュメンタリー映画も制作されています。
坂口恭平、初のドキュメンタリー映画『モバイルハウスのつくりかた』
モバイルハウスの作例などのリンク
モバイルハウスに似たものに、タイニーハウス(tiny house)というものがあります。海外ではこちらが有名です。
tiny house の文字通り小さな家で、1人2人住める程度の小さな家で、これにタイヤを付けている物もあります(文頭のリンクはGoogle画像検索で、沢山の家が表示されます)。
モバイルハウスって、どんなもの?:黒森庵の、こんくらい:So-netブログ
こちらのページに貼ってあるYouTubeのリンクが面白いです。特に一番下にある、”DIY home for less than $3500”というタイトルの動画は、すごく好きだな。ここにも貼っておきます。
若い女性が1人で3500ドルの家、と言うか棲家を作っているのが興味深いです。
またなかなかおしゃれなんですよ。いいなぁ。
タイニーハウスのくくりで紹介すると、以前は『Bライフ研究所』というページを作っていた、寝太郎こと高村友也さんのブログも面白い。電動工具を使わずに完全手作業で小屋を作って生活しています。
私は、坂口さんのモバイルハウスを知るより前に、寝太郎さんの10万円で家を建てる生活を見ていたので、この生活も面白いなと思っている。
ただ、家に車輪を付けて動かせる状態にしておかなければ、可動産ではないし、モバイルでもない。動かせたほうが、色んな所に家を持っていけるから楽しそうじゃないですか。
そんなわけで、こちらのページでは、より実用的なモバイルハウスの制作過程が掲載されています。壁には断熱材を入れたり、薪ストーブを使った床暖房など、ものすごくワクワクする。
まとめ
坂口恭平さんが作ったモバイルハウスは、本当に安く作ることができる。
本の中に登場するホームレスの方は、捨てられるもの(都市の幸とよんでいた)を活用して家を建てていて、ほぼ0円に近い状態でご自身の家を作られている。
都会には使えるものがたくさん捨てられていて、それを『海の幸・山の幸』のように『都市の幸』だという。
坂口さんは、そのホームレスの方に教えを請い、自分で制作するためにホームセンターで材料を揃えたのが3万円以下。
だけど、このモバイルハウスは本当に寝るだけの場所。
雨風をしのぐだけなので、暑さ寒さを防ぐ断熱材などは入っていない。
断熱材を入れたり、部屋の内装を塗る、壁紙を貼る、太陽光発電パネルをつけるなど、より快適にしようとしたら、私の試算では5万円くらい。
上記動画で紹介してた DIY home for less than $3500 の女性のモバイルハウスは、3500ドル(40万程度)かかっている。
けど現在、家を建てるといった時、ウン千万という高い金額を払って、30年以上のローン払い続けていますよね。
『ナリワイをつくる』にも書いてあったんですが、昔の人は自分で家を建てることができた。
それができないから今の人は、高いお金を払って、建ててもらっている。
そこを自分でできるようになったら、お金もかからないしもっと楽しいのじゃないかなと思う。 DIY home for less than $3500 の女性みたいにね♪
『これじゃ狭くて頑張って2人しか住めないよ』と思うかもしれないけど、多分この女性なら増改築もサクッとやっちゃうに違いない(笑)
災害時に家・小屋を建てられる能力があれば、結構便利だと思う。
モバイルハウスなら、そもそもタイヤ付きだから地震の時にも強いと思うけどね。
そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~