災害時に使えそうな、バイオトイレに関する備忘録

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下水が無いのよ田舎には………。

ども、標高500mの山奥からこんにちは、赤ペソ先生(@spinf60)です。

町が貧乏なおかげで、下水道が無いのです。

かと言って浄化槽を設置するお金もありません。 町同様私も貧乏なので(笑)

えっ?何の話はじめるのかって?タイトルに書いてあるじゃないですか。

お手洗いとか、WCと呼ばれたり、雪隠とか厠も呼ばれた時代もあり、時にはキレイな神様がいたりするおトイレに関する、私の為の備忘録です。

水洗式トイレ vs 汲み取り式トイレ

世の中にあるトイレは、おおむね水洗式トイレか汲み取り式トイレにわけられるのではないでしょうか。

さて、Wikipedia先生によりますと

水洗トイレとは

水勢により、悪臭を放ち周辺の環境を汚損するおそれのある汚物(主に糞・尿・吐瀉物)を洗浄して衛生的に処分するための機能を持っている。

下水道がある地域は、そのまま下水道に流され、下水道がないお宅は浄化槽を使ったりしていますよね。

汲み取り式トイレは、

日本で使われてきた落下式便所の一つ。汲み取り式便所は後から貯留された汚物を汲み取る方式なので、広義には簡易水洗式便所も含まれる。

田舎の方や下水も浄化槽も無いところはこちらですよね。バキュームカーで汲みとってもらうタイプで、ウチではこのタイプです。工事現場に置かれているものなどもこのタイプですよね。

で、『何なのよ?』ってお思いでしょ(笑)言いたいのはここから。

災害時のトイレ問題

つい最近の話なのですが、私の住む町は台風の影響で8時間ほど停電になりました。水道は止まらなかったので良かったのですが、水道や電気が止まった場合に困るのがこのトイレではないかと思います。

水洗式トイレだと、水が無いことには流せませんよね。水があったとしても、上水道を排泄物流すためだけに使うのもなんだかなぁという問題も有りますね。

また、浄化槽タイプでは、好気性バクテリアにより排泄物などは分解されていますので、ブロアーという機械で常に空気を送っておかなければいけません(2日程度なら止まっても大丈夫みたいですけど)。

だから、汲みとり最強!

とは、もちろんなりません(^_^;)

汲み取りトイレには臭いの問題が有ります。

汲み取り式は通常、臭突という先端に換気扇がついた煙突のようなので、臭いを屋外に排出します。

これが、停電になると排気してくれないので、屋内に臭いが流れてくるんですよね(-_-;)

あと、虫が発生したりだとか、毎月バキュームカーに来てもらわないといけないとかあります。

トイレができないことに比べれば、取るに足らないような気もしないでもないですが。

ただ、もっと良い物はないのかって話です。

バイオトイレ登場

そこに颯爽と現れたバイオトイレ

バイオトイレは、便所の方式の一つ。英語ではComposting toiletというのが一般的である。日本では「バイオ・トイレ」のほかに「コンポスト・トイレ」「コンポスティング・トイレ」とも呼ばれる。

Wikipediaでは、さらにこのように書いてあります。

便槽の中にオガクズなどを詰め込んであり、排泄された糞尿を、オガクズなどとともに攪拌して好気性微生物を活発化させ、分解・堆肥化させる。

台所からでる生ごみを堆肥化してくれる『コンポスト』っていうのをご存知ですか?

生ごみの大半は水分なのですが、それを微生物の力で処理して堆肥化してくれるもので、生ごみを減らすことのできる方法として有名です。

ダンボール等で作ることもできます。


ダンボールコンポスト | くらしの良品研究所 | 無印良品






夏休みの自由研究 自分で作れる生ごみ処理機『ダンボールコンポストの作り方』|地球に優しい生ごみの減らし方〜ダンボールコンポストの教科書




便もその大半は水分で出来ていますので、コンポストの技術と同じことをトイレに利用しているのが、バイオトイレです。

富士山などにも設置されているので、最近は有名になっているのかな。


バイオトイレについて | 富士山 8合目 山小屋 江戸屋




バイオトイレの良いとこ、いまいちなとこ

ちょっと調べてみて感じたことをかいてみます。

良いところ

  • 水や電気がなくても使うことができる(災害時に便利)
  • 臭いがしない(臭いがするのはちょっとイヤ)
  • 堆肥として利用できる(バキュームカーを呼ぶ手間もなく、再利用できるのはすごい)

めんどうなところ

  • 使用後に撹拌が必要(空気を送り込む為と、そのままだとう◯こちゃん見えちゃう)
  • 3ヶ月~6ヶ月程度でおがくずなどを入れ替える必要あり(これはやむを得ない)
  • 水分が多すぎると処理能力が落ちる
  • あまりに寒いと、微生物が活発に処理してくれない(ぬくもりが必要(笑))

販売されているもので有名なのは、カナダのメーカー サンマー社のもののようです。


コンポストトイレの庭仕事ひろば



けど、少人数用で、しかもそこそこいいお値段(20万強)。 日本製のが無いか調べたんですが、どうも屋外設置(工事現場とか、イベント会場とかね)に置くものが多いようで………。しかも、もっとお高い(100万近く)


環境を守るバイオトイレ-正和電工株式会社






biomikalet | 株式会社ミカサ



(こちらのミカサさんは、焼却トイレとか移動式全自動水洗トイレとかあって面白いです)

 

自作はできないものか

設置したいけど、高い………。

どうにか自作できないものかと、とうとうDIYをこじらせはじめまして、  調べたところ次のような記事を発見しました。


台所用コンポストがバイオトイレに変身!「使い心地も快適」 — オルタナ: ソーシャル・イノベーション・マガジン!「オルタナ」

  

あ!そうか、台所用のコンポストを改造すればイイのか(笑)

上記サイトには詳しい作り方が書いていなかったので調べたところ

安曇野パーマカルチャーというところで、制作の詳細を紹介されていました。


運搬できるコンポストトイレ



ちなみに、コンポストトイレに使われている商品は下の商品です。

(パーマカルチャーで紹介されているページでは、Amazonのほうが送料込みで安いので、取り扱いやめましたと書いてありました(T_T))


まとめ

とりあえず、作る方法は分かった。

災害時に使うには容量が少ない可能性があるけれども、トイレの可能性としては検討の価値があるのではないかと思います。

  日頃は生ごみ処理に使っていて、非常時にトイレとして使えるようにしたら良いのかな?などとかんがえています。

お金に余裕ができたら作るかもしれないな。

そんなわけできょうの備忘録はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございます。
またどこかの備忘録で(^_^)/~

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この記事を書いた人

赤ペソ先生

とにかく仕事をしたくないオッサンです。自分の好きなペースで働きたいので、契約社員+在宅ワークの複業で生計を立てています。#今日の買物 ヤギと昼寝が大好き。